パーキンソン病と認知症の違いと介護する際の注意点

パーキンソン病と認知症の違いと介護する際の注意点

パーキンソン病はドーパミンの減少が原因と言われている疾患であり、認知症とは違う疾患です。この記事では、パーキンソン病と認知症の違いとパーキンソン病の方を介護する際の注意点について解説します。

パーキンソン病と認知症の違い

一般的に、認知症では、記憶力・判断力・理解力の低下や時間・場所・人の認識ができなくなる等の認知機能障がいの症状が、初期症状として現れます。対して、パーキンソン病では、手足の震え・動きが遅くなる・筋肉が硬くなる・姿勢反射障がい(バランスをとりにくくなること)等の運動機能障がいの症状が現れます

認知症の中には、「パーキンソン症状(パーキンソン病に似た運動機能障がいの症状)」が現れるレビー小体型認知症があります。レビー小体型認知症は、上記で述べた認知症の初期症状が比較的軽度である、もしくはあまり現れない傾向があります。パーキンソン病も進行するにつれ認知機能障がいの症状が現れる可能性があるため、症状だけでパーキンソン病とレビー小体型認知症を見分けることは難しいと言われています。

パーキンソン病の方を介護する際の注意点

パーキンソン病の方を介護する際の注意点は、以下のとおりです。

●服用の際の注意点
一般的に、パーキンソン病の治療ではドーパミンを薬で補う薬物療法が行われますが、突然服用を止める等すると、深刻な状態に陥る可能性があるため注意が必要です。医療機関と相談した上で薬を調整し、指示どおり正しく服用できるように見守りましょう。

また、薬による副作用(吐き気・幻覚を伴う妄想・幻聴等)が起こる可能性があるため、幻覚・幻聴への対処が必要になる可能性があります。パーキンソン病の方が幻覚・幻聴を訴えた際は、否定的な言葉をかけないように注意し、「怖かったですね」「もう大丈夫ですよ」等、受け入れる姿勢を示すことがおすすめです。

●歩行介助の際の注意点
パーキンソン病の方は転倒しやすく、転倒した際のケガが重症化しやすい傾向があります。歩行介助をする際は、対面に立ち両手を引くように歩行介助する「手引き歩行」をゆっくり行うようにしましょう。手引き歩行を行う際は、声を出して一歩ずつのリズムを取り、大きくゆっくり動くことを意識してください。

●食事介助の際の注意点
パーキンソン病を発症すると、進行するにつれ食べ物・飲み物を飲み込みにくくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。ひどくむせ込む等の症状がある際は、食事内容の変更・流動食の導入等について医療機関に相談することをおすすめします。なお、パーキンソン病の方は便秘になりやすいため、便秘対策を取り入れるようにしましょう。


パーキンソン病の方の介護では、支援制度の利用を検討することも大切です。どのような支援制度が利用できるかについては、お住まいの自治体・ケアマネジャー・ソーシャルワーカー等に相談しましょう。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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