ハーブの成分でからだをリフレッシュ

ハーブの成分でからだをリフレッシュ

ハーブ(Herb)の語源は、ラテン語で草を意味するHerba(ヘルバ)に由来しています。昔から利用されていたハーブですが、薬用として使われてきたものから、乾燥させてお茶として利用したり、お酒に浸けてリキュールとして使ったりすることもあります。また、料理のアクセントとして、肉や魚などの食材の臭み消しや、品種によっては防腐剤の働きをしてくれるものもあります。

ハーブを楽しむ

・ルッコラ
ごまのような風味と爽やかな辛味が特徴のルッコラは、サラダやピザなどに使われています。生ハムやチーズとの相性が良く、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムなどが多く含まれています。

・クレソン
爽やかな香りとピリッとした辛みが特徴のクレソンは、肉・魚料理の付け合わせやサラダなどに使われ、脂っこいものを食べた後に口の中をさっぱりさせてくれる効果があります。

・パセリ
爽やかな独特の香りと少しほろ苦い味わいのパセリは、付け合わせとしてとてもポピュラーで、鮮やかな緑と独特のほろ苦さが料理を引き立てます。肉や魚の香草焼きやサラダ、スープ、ソースなど幅広く用いられ、β-カロテンやビタミンCなどが多く含まれる栄養価の高いハーブです。

・ローズマリー
すっきりとした強い香りが特徴のローズマリーは、トマトやニンニクなどと相性抜群で、羊肉や豚肉、イワシやサバなどクセの強い素材の臭み消しだけでなく、淡白な素材のアクセントとしても利用されます。また、生の葉でハーブティーとして楽しむこともできます。

・パクチー
パクチーの葉の強い香りは好き嫌いが分かれますが、最近ではサラダにして食べる方も増えてきています。生だけではなく、炒め物やスープ、麺類、ソースなど幅広く利用できます。また、葉の独特の風味は苦手だという方もパクチーの種は食べたことがあるのではないでしょうか。実はカレーには欠かせないスパイス「コリアンダー」は、パクチーの乾燥させた種のことです。

・ミント
すっきりとした香りが特徴のミントは、生の葉をそのままハーブティーにしたり、お酒のアクセントとしてモヒートなどのカクテルに入れたり、お菓子や料理の風味付けに使ったりと、さまざまに利用されています。

・カモミール
リンゴに似た香りが特徴で、ハーブティーやアロマオイル、芳香剤、入浴剤などによく使われています。乾燥させたものをハーブティーとしても楽しむことができます。

古くから利用されているハーブですが、現在の私たちにとっても身近なものと言えるでしょう。簡単に育てることができるハーブもあるので、ちょっとしたアクセントとして生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
東京臨海病院管理栄養士 日本糖尿病療養指導士、NST専門療法士 青木淳子
提供元:和洋女子大学、株式会社ライフケアパートナーズ

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